「固定金利と変動金利って何なんだろう…結局、どっちを選べばいいの?」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば固定金利と変動金利が選べるようになりますよ。
育児家庭なので10年固定金利を選んだRyotaです。
固定金利はしばらく返済が固定。
でも、変動は見直しが来て支払い額が上がる可能性がありますよね。
当記事では、
- 固定金利・変動金利のメリットとデメリット
- どういう人にどちらがおすすめなのか
という観点でお話ししていきます。
当記事を読めば金利について『納得して選ぶこと』ができますよ。どうぞご覧ください。
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1.固定金利のメリットとデメリット
固定金利とは名前の通り。
一定期間、固定がそのまま
になります。
- 3年
- 5年
- 10年
- フラットでずっと一律の金利
大きくこの4タイプに分けられます。
※15年・20年もありますけどね。
固定の期間が長いほど金利が上がりますね。
一定期間固定型の場合、期間が終わると、
- 自動的に変動型
に切り替わります。でも再び固定型を選ぶことも可能。
※その時の金利で選ぶといいですよ。
メリット:一定期間、住宅ローン支払い額が一定
- 一定期間金利が固定される
- 利息や元金の支払いが一定
- 教育資金や育児資金の管理がしやすい
例えば10年固定を選ぶと10年間は住宅ローン支払い額が一定。
10年間は想像通りの家計管理
ができるんですね。
元金も一定額で順調に減っていきます。
固定期間終了後に金利が安くなっていれば…
最初の借入より安い金利
になる可能性も出てきます。
ずっと固定のフラットタイプもある
フラット35や銀行独自のフラットタイプの融資ですね。
ずーっと金利が一定…なので、さらに家計管理しやすいです。
ただし金利は高くなります。
デメリット:金利が高め
- 変動型に比べて金利が高い
- 繰り上げ返済を考えている場合、利息で損をするかも
安定がある分、金利が高いんですね…。
当記事を書いている現在のイオン銀行さんだと、
- 変動金利 0.52%
- 固定金利 0.69%
になっています。
0.17%違えば月々数千円の違いになってきますね。
※借入金額によっても変わります。
フラット35の場合は、
【フラット35】1.280%~1.940%
【フラット20】1.230%~1.890%
※融資率9割以下 新機構団信付
引用 フラット35 当記事を書いている時点
となってます。主に1.28%ですね。高い…。
短期間でどんどん返済を考えている場合、金利が上がる可能性は低いですよね。
それなら金利の安い変動金利を使った方がお得。という考え方です。
2.変動金利のメリットとデメリット
変動金利はその名前の通り
金利が変わり、支払い額に影響するシステム
です。
でも、ルールはあるんですよ。
- 半年に1度の金利見直し
- 返済額が見直されるのは5年に1度
- 返済額は125%以上にはならない
10万円の支払いなら、12万5,000円以上には上がらないってことですね。
半年に1度の金利見直しでも元本と利息の割合は見直されてます。
ちゃんと支払ってるつもりが利息ばかり払ってた
という事態があるんですね。怖い。
さらに注意
金利が上がり利息が上がっていった場合…
35年間で元金が残っちゃう可能性が出てきますよね。
35年後に元金を一括返済になります。注意しましょう。
このルールを前提に見ていきましょう。
メリット:金利が圧倒的に低い
- ただでさえ金利の低い時代
- 変動金利だと0.4%台がある
固定金利に比べて月々の返済額が低くできますよね。
例えば住宅ローン控除の終わり13年後に
一気に繰り上げ返済
をする場合…。
短期間なら金利の上昇も考えにくいじゃないですか。
無駄に利息を支払う状況を抑えつつ、住宅ローンを払い切ることができます。
デメリット:定期的に金利の見直しがある
- 半年後に金利が増える
- まだ返済額は変わらないけど利息のパーセンテージが増える
- 利息だけ支払ってる
この不安がありますね。
5年に1度の返済額見直しも怖いところ。
住宅ローンが125%アップってライフプランの見直しまで必要ですからね。
結局は景気に左右されちゃう。
住宅ローンは不景気だと金利が下がり、景気が良くなると上がります。
不景気で金利が下がっててラッキー♪
と思ってたら、会社が傾いてリストラ…とかのリスクがありますよね。
ちなみに私は10年固定金利にしています。理由をお話ししますね。
3.私が10年固定金利を選んだ理由
以下の3つです。
- 育児家庭で住宅ローン支払額を一定にしたかった
- 10年後の景気まで読めない
- それなりに金利が低かった
ポイントは
希望で考えない
ことです。
多いのが、
今は超低金利なので変動がいいですよ♪
という言葉。
もちろん正しいことを言ってます。でも、住宅ローンを組むのは私たち。
今はよくても将来はわからないよねってことです。
人の意見ではなく、
- あなたのライフプランを考え、
- 将来的なリスクの少ない方
を選ぶことが大切ですよ。
その参考に私の例をどうぞ。
① 育児家庭で住宅ローン支払額を一定にしたかった
- 育児はお金がかかる
- 共働きも難しい時期
- 教育資金も貯めておきたい
今から子どもが生まれるとして、
5年後に住宅ローン返済額が増える
って不安ですよね。
家計を管理して確実に貯金したかったんです。そのため10年固定にしました。
② 10年後の景気まで読めない
- 10年間、金利がどう動くかわからない
- 低金利なので上がりやすそう…
こんなことを考えていました。
金融系や住宅系に勤めているわけじゃありません。
一般人の私には景気の動向がつかめないんですよね。
もちろん、10年後は変動金利。金利が上がるかもしれません。
でも10年あれば備えることが可能ですよね。繰り上げ返済も視野に入れます。
③ それなりに金利が低かった
固定金利でも0.8%だったんですね。
お金が必要な時期を固定できるって安心。
変動型だと
金利が上がった場合の備え
も必要になります。
それが必要ナシなので気がラクだったんです。
住宅ローンって借りた後に責任で潰されそうになるものです。
その時に月々の支払い額と家計を計算。
将来までのお金の計算ができると心が落ち着くんですね。
最後に実際にどういう人に固定・変動がおすすめかまとめていきます。
4.提案:こんなあなたには固定・変動金利がおすすめ
メリット・デメリットから判断しました。
固定金利はこんな人におすすめ
- 教育資金が必要
- 育児資金が必要
- 20代(若い家庭)
- 夫婦のどちらかしか働いていない。またはパート
- フリーランス
変動金利はこんな人におすすめ
- 共働き家庭
- 繰り上げ返済を考えている
- 退職金を返済に回せる
- ある程度の貯蓄がある
- 金利の変動をチェックできる
- 景気の動向がわかる
まとめ:固定金利・変動金利は納得して決めましょう
固定金利・変動金利はそれぞれメリットとデメリットがあります。
若くてお金のない世代は長期前提の固定金利。
お金があり、共働き世代は短期返済前提の変動金利。
このように家庭により向き不向きがあります。
営業さんのトークに惑わされず、
あなたの家庭に適した金利
を選択しましょう。
以上、『【大事】固定金利と変動金利のメリット・デメリット/決定するポイントまで解説』という記事でした。
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