「新築の諸経費っていくらかかるんだろう…。家以外の価格が知りたい。」
そんな悩みにお答えします。
当記事を読めば新築の諸経費がわかります。どうぞ保存して繰り返しご確認ください。
岐阜で小さな家を建てたRyotaです。土地造成費用でかなりの金額がかかりました。
それ以外については組み込まれているのもあり、諸経費は少しお安めだったんです。
当記事の内容はこちら
- 申請・保証関係の諸経費
- 別途工事による諸経費
- ローン関係の諸経費
- その他、細かい部分の諸経費
土地により諸経費は変わります。
さらに言えば『ローコスト住宅』だと諸経費が組み込まれていないだけで、普通に家を建てる価格になっちゃう可能性が高いです。
そのぐらい諸経費は高いことなので、家を建てる前・工務店を選ぶ前にご確認ください。大事です。
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1.申請・保証関係の諸経費
以下一覧です。
内容 | おおよその金額 | |
実施設計料 | 図面を作ってもらう時の費用 | 設計までなら10万前後も。 間取りだけなら無料で作ってもらえるサービスが多い。 |
確認申請料 | 法律基準だよという申請を役所に出す | 建物の大きさによりマチマチ。 3~5万ほど。 |
地区計画届 | 地区計画区域の場合に必要 | 地区によりバラバラ。 0円~2万円以上のことも。 |
開発許可届 | 市街化調整区域の場合に必要 | 建物の大きさによりマチマチ。 1万ほど。 |
瑕疵保険 | 建築基準法が定めた耐震性を確保して補償する保険。事業者が申し込む。 | 事業者負担。ただし、その価格が家に含まれていることがある。 |
地盤保証 | 建物の重さによるトラブルの保証。 | 2万7,000円ほど。 |
完成保証 | 業者倒産など工事がストップした場合の保証。 | 10万ほど。 |
ただし、全ての費用がかかるとは限りません。
事業者が負担する場合もありますし、プランによってどこまで組み込まれるかが変わります。
少しだけ脱線します。
ローコスト住宅って『ローコスト』っていう価格表示なんです。消費者側というより、事業者側のジャンルなんですよ。
諸経費のほとんどを別途にしちゃえば家価格600万とかで表示できます。
なので、諸経費を先に調べて何が含まれているのかを確認するのが大切。
2.別途工事による諸経費
内容 | おおよその金額 | |
屋外給排水工事 | 道路から建物まで距離がある場合に必要 | 20~50万ほど。距離や設備もよる。 |
下水引込工事 | 下水地域の場合に必要 | 30~50万ほど。距離が遠いと80万もある。 |
合併処理浄化槽工事 | 下水地域じゃない場合に必要 | 業者と大きさ次第。工事費込みで70万になることも。 |
地盤補強工事 | 調査で地盤がゆるかった場合に必要 | 100万~。元が畑や水田だと注意。 |
撤去工事 | いらない建物が土地にある場合に必要 | 撤去物次第。30万~。浄化槽の撤去にも注意。 |
仮設水道電気工事 | 敷地内に水道・電気がない場合に必要 | 20万~。水道だけでも10万ほど。 |
外構工事 | カーポートや駐車場など、家の外を整える | 一般的な設備を揃えるなら200万ほど。 |
空調工事 | エアコン工事 | エアコン代に含まれることが多い。1万もあれば十分。 |
カーテン工事 | カーテンの取り付け工事 | 30万ほど。ニトリなら15万くらい。 |
照明工事 | 追加で照明をつける場合に必要 | 5万ほど。数が増えれば値段も上がる。 |
上水道工事 | 道路までしか上水がない場合に必要 | 30~50万。加えて工事費や手数料が必要なことも。 |
土地造成工事 | 土留めや土の撤去など | 30万~。土の量によっては価格が上がる。 |
カーテンや照明はともかく、土地に関わる部分が多いです。
何にも準備されていない土地だと追加工事だけで数百万。もう、家が建てられなくなっちゃいますよね。
土地により諸経費が変わってしまう例
- DIYでフェンスが設置されていて、取り除かないといけない
- 小さな小屋・浄化槽があり撤去が必要
- 土の量が多くて駐車場が作れない
私の土地は小屋と浄化槽がありました。これは交渉で販売側で撤去してもらえたんです。
ただ、土の量が多くて…これで30万くらいかかりました。駐車場が作れなかったんですよ。
▼土地の探し方はこちら▼
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いい土地の選び方情報 | 安く買うコツ・おすすめポイントのまとめ
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3.ローン関係の諸経費
内容 | おおよその金額 | |
登記費用 | 抵当権設定登記など | 15万ほど。家の価格や、自分で登記する内容により変わる。 |
保証料 | ローンの保証料 | 100万につきおよそ2万。無料の場合もある。 |
団体生命保険 | 支払い者に何かあった時の保険 | 住宅ローンの0.1~0.4%の金利上乗せが一般的。 |
火災保険 | 火災に対する保険 | 10年で10~12万ほど。 |
事務手数料 | 住宅ローン手続きの手数料 | ローン金額の2%ほど。金利に上乗せされるパターンもある。 |
金消契約印紙 | 印紙税 | 2,000万の借り入れで2万。 |
節約しやすいのもここ。
登記を自分でやっちゃって、数万円浮かす人が多いです。私も一部だけ自分でやりました。
ローンの諸経費がバカ高いです。保証料と事務手数料で100万近く。
事務手数料が住宅ローンの借入先により違います。金利に上乗せされる場合もあるので要チェックです。
頭金を貯めて住宅ローンを減らせば、それだけで数万の節約になりますよ。
特に『つなぎ融資』に注意
土地を買う・着工した場合にお金が必要です。
でも住宅ローンって家が担保なので家が建ってからしか借りれません。先にお金を用意するローンが『つなぎ融資』。
当然、つなぎ融資で手数料が発生します。その後、住宅ローンで返済する流れになるものの、二重に手数料を支払う形になりますよね。
住宅ローンを組む前につなぎ融資が必要かどうか聞きましょう。
▼つなぎ融資についてはこちら▼
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『図解あり』つなぎ融資って何?気になる手数料・利息・必要性について解説
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4.その他、細かい部分の諸経費
内容 | おおよその金額 | |
家具・家電 | 新規に買いなおす場合に必要 | 30万ほど用意しておくと安心 |
引越し代 | 引越し業者に支払う | 引越し物次第。私はアパートからで7万ほど。 |
上棟費用 | ご祝儀やお神酒など | 5万ほど。最近は棟梁さんへのご祝儀も断られるケースが多い。 |
地鎮祭費用 | 神主さんへのお礼など | 5万ほど。お礼が2万円~。 |
近隣挨拶 | 挨拶用のお菓子など | 10軒で2万ほど |
その他、ネットなど | インターネット開通など | 10万ほど予算を残しておこう |
上棟や地鎮祭に関してはコストダウンが進んでます。
必要なものも工務店側で安く見つけてくれます。神主さんも提携してるんですよ。
引越しやネット・電気プランなどは事前にチェックしましょう。比較すれば価格が安くなります。
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諸経費関係で資金繰りがわからなくなったあなたへ
諸経費って私たちじゃ確定金額がわかりません…。
既にお話したように『ローコスト住宅』みたいに、何が含まれて何が含まれていないのかよくわからないプランも多いです。
土地によっても値段が変わっちゃうので。
当ブログでたびたびご紹介しています。
というのも、先に『土地情報』『資金繰り』『間取り』の3つをあなただけの資料にしてまとめてくれるため。
備考欄も自由に書けるので『普通に家が建つ土地で諸経費込みの大まかな資金繰りが知りたいです。』も言えちゃいます。
これをたたき台にして工務店を探しましょう。
『これからマイホーム計画をするあなたへ『家作り計画書』を作るメリット』という記事で紹介していますのでどうぞご覧ください。
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まとめ:新築の諸経費は200万~です
新築の諸経費は200万~300万と見積もりましょう。いくらでも上がっちゃいます…。
特にローン関係・外構が高いです。この2つで300万になるのも珍しくありません。
私のように外構を『駐車場とフェンスだけ』にして、後はDIYするのも楽しいですよ。1年かけて庭を10万ほどで完全に作り上げました。
完ぺきにするのは無理。どこかを安くしてバランスを取りましょう。
以上、『新築の諸経費まとめ/家を建てる以外の内訳・必要金額【保存版】』という記事でした。
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