「家事が楽になる間取り・動線ってどういうものだろう。そりゃ、40坪の大きな家なら何とかなるんだろうけど…。30坪くらいの小さな家でも取り入れられるものを教えて欲しい。」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば家事が楽になる間取り・動線がわかります。
30坪未満の小さな家を建てたRyotaです。当記事を書いている現在でマイホームを建てて3年目。家事が楽になる間取りと失敗だった間取りがわかってきました。
当記事の内容はこちら
- 家事が楽になる間取り『30坪の小さな家でもOK』
- 家事動線が楽になる間取り『実体験から解説』
- 家事かオシャレさか、間取りを選べなくなったあなたへ
例えば水回りを集結させて、サンルーム・ランドリールームがあれば洗濯が楽ですよね。
移動も最小限なので家事動線も楽になります。
一方でオシャレな『スキップフロア』など、段差がある家って家事が大変。ロボット掃除機も使えません。
これからは共働き時代。『家事が楽になり間取り』で家を建てると住み心地がよくなりますよ。それぞれ詳しく解説しますね。
▼間取り情報のまとめはこちら▼
-
おすすめの間取り情報 | 一戸建てで理想の生活ができる参考・具体例
続きを見る
1.家事が楽になる間取り『30坪の小さな家でもOK』
例えば以下の5つですね。
- 広いランドリールーム
- 段差の少ない作り『スキップフロアなし』
- ベランダに屋根がある・家の内側にある
- 扉つきの階段・踊り場のある階段
- 無駄な部屋・廊下がない
私も実際に小さな家を建てて住んでます。あ、失敗したな…ってことがたくさんあったんですよ。
そりゃ40坪くらいの広い家ならどういう間取りでも自由です。平屋で階段ゼロ。洗濯物を干す場所も自由に検討できます。
でも、小さな土地・小さな家だと限界があるじゃないですか。
失敗談も含めて特に重要な項目をお話していきますね。
お急ぎなら以下のインスタグラムが参考になります。
① 広いランドリールーム
洗濯が楽になります。
ランドリールームって意外に設置物が多いんです。脱衣所もかねますからね。
- タオルや下着類を入れる棚
- 洗濯機
- 洗濯物を入れるカゴ
- 洗面所グッズ・お風呂グッズ
狭いランドリールームだと足の踏み場がなくなります。ゴチャゴチャして掃除も大変。
通常の1.5倍ほどの広さにすると使いやすいです。洗濯系の家電も今後増えてくるでしょう。そういう時も設置に問題なしですよね。
② 段差の少ない作り『スキップフロアなし』
立体的な作りではなく、平面的な作りです。イメージは『バリアフリーの住宅』ですね。
- 育児で危険が少ない
- ロボット掃除機で掃除ができる
- 家具の設置に困らない
例えば洗濯物をたたんでても、リビングで子どもに危険があったら家事がはかどりませんよね。
赤ちゃんが安心な家って住みやすいんですよ。洗濯物を2階に運ぶ途中に段差があったら転ぶかもしれないじゃないですか。
こんな段差も注意
- リビング内に和室、畳の段差。
- キッチンが1段低い(目線を合わせるため)
- 子どもの秘密基地的な遊び場
③ ベランダに屋根がある・家の内側にある
突然の雨でも安心。床も汚れはしますが『屋根ナシよりは汚れにくい』です。
今は共働き時代です。洗濯物を干しても雨で取り込めるかって微妙じゃないですか。大雨はともかく、小雨くらいは平気だと嬉しいですよね。
あと、ベランダってかなり汚れます。
- 土ぼこり、葉っぱ
- 雨の汚れ
- 虫の死骸
屋根があるだけで汚れにくいです。ベランダの掃除は大変なので嬉しいですよね。
ポイント
真四角で奥行きのあるベランダだとさらに家事がしやすいです。
細いベランダってモノが置けないんですよね。ベランダの扉を開けて室内に洗濯カゴを置けばいいんですが、虫は入ってきます。
④ 扉つきの階段・踊り場のある階段
扉つきだと育児で便利。階段って赤ちゃん・子どもの危険な場所の1つですから。
人気の吹き抜け階段だと『ベビーゲートで封鎖できない』ことがあるんです。子どもから目が離せないので家事どころじゃないですよね。
扉つき+簡易的な鍵つきだと安心です。
階段が急だと危険です。洗濯カゴのような重いものを持って上がるのは一苦労…。踊り場があれば階段の向きを変更できるので傾斜を緩くできます。
しかも踊り場で洗濯カゴを置いてちょっと休憩できますよね。
▼吹き抜けのメリット・デメリットはこちら▼
-
吹き抜けっていらない?住んでわかったデメリット+必要な家の条件も解説
続きを見る
⑤ 無駄な部屋・廊下がない
使わない部屋・必要ない廊下でも『掃除をしないとダメ』ですよね。
特に廊下です。部屋同士をつなげてしまえば無駄な廊下って減らせます。廊下分の移動も必要ないんで家事動線もよくなりますね。
※ただし昭和の家みたいにプライベートはなくなります。
サービスルームを設置するなら水回りを広くするなど、家事に便利な間取りにしましょう。
※当ブログと同じく、注文住宅関係の内容をまとめた『注文住宅ごろごろまとめ』の記事も参考になります。
運営者はごろごろ(@gorogoro7217)さんです。L字タイプの間取りを考えているあなたは参考になりますよ。
我が家では洗濯機も、洗濯を干す場所も、服をしまうウォークインクローゼットも、すべて1階にしました。
おかげで、家事で1階と2階を行ったり来たりする必要はまったくありません。
次に家事動線についてお話していきますね。
2.家事動線が楽になる間取り『実体験から解説』
以下の3つです。
- 玄関からキッチンまでが近い
- 水回りが集結している
- 洗濯機から干し場までが近い
ポイントは買い物と洗濯ですね。どちらも重い荷物を持つので大変…。
特に階段の上り下りですね。荷物を持っての階段が毎日のことだと大変。アパートでも2階・3階に買い物袋持ってくのきつかったじゃないですか。
① 玄関からキッチンまでが近い
買ったものを冷蔵庫まで負担なく運べます。
これ、めちゃくちゃ大事です。さらに以下のポイントもチェックして下さい。
ポイント
- 駐車場から玄関まで屋根がある
- 玄関に近い場所に冷蔵庫がある
- 玄関が広い(買ったものをいったん置きやすい)
特に家族が増えると買い物って数が増えるんですよね…。食材宅配サービスも冷蔵庫までは運んでくれません。
育児中だと子どもを抱っこしたまま買い物袋を持つことも多いです。移動距離は短いほどラク。
パントリーと玄関・キッチンがつながっている
キッチンが遠くても玄関からパントリーにいけるとラク。乾物系を置けるからです。
② 水回りが集結している
家事の多くが水回りです。集結していればあまり移動する必要がありません。
1Fにキッチン、2Fにお風呂場・ランドリールームだと何度も階段を上がらないとダメじゃないですか。そういう移動の不便さがなくなります。
家事動線を考える時のポイントが『生活動線』との差別化です。
調理や洗濯は家事動線。トイレに行ったり、洗面所で歯を磨くのが家事動線。ここがかぶっちゃうと家事がしにくい動線になりますよね。
水回りを集結させて、キッチンからランドリールームに行く扉を設置できれば動線が分割できます。
③ 洗濯機から干し場までが近い
家事動線で不便になりやすいのが洗濯機からベランダまでの距離。
以下の間取りを取り入れましょう。
洗濯が楽になる間取り
- サンルームの設置
- 1Fのランドリールームの近くに階段
- 階段に踊り場(休憩場所)
- 1Fの庭に干し場
- ランドリールームを1.5倍ほどの広さにして、少し室内干しできるスペースをつける。
庭があるなら簡易物干しを設置しておきましょう。1Fでも洗濯物が干せるって便利ですよ。
※猫や蚊が多ければ対策は必要です。
後付けでも室内干し用のパーツは販売されています。庭がなければ、こちらの設置も検討しましょう。工務店にもお願いできますが、個人で通販した方が安いです。
3.家事かオシャレさか、間取りを選べなくなったあなたへ
家事が楽な間取りを選びましょう。
というのも、家ってしばらく住んでると慣れちゃうんですよ。
オシャレさを楽しみたいなら、オシャレグッズを買い足したり空間を変えることになります。でも、それならシンプルな間取りでも問題ないですよね。
家事の楽さはこれから一生続きます。お金をかける価値がありますよ。
共働き前提の時代。家事を楽にすることを選ぼう
税金も上がってます。国民年金や保険料の支払額も増えてます。でも年収は下がってますよね…。
ポイント
テレビや厚生労働省の調査では『平均年収が上がってる』『好景気』みたいな話が出ています。
でも、私たちの生活を見てください。とても男性1人の給与じゃ食べていけません。できれば夫婦で正社員じゃないとダメ。
この状況は今後ますますひどくなるでしょう。そしたら家事が楽な方がいいじゃないですか。
ドラム式洗濯機など家電で家事を楽にするのもよし。でも間取りは変えられません。
洗濯を干す場面って必ず出てきますから、洗濯機から干し場は近いほうがいいですよね。
オシャレな家=家事が困る家
『段差が多い・生活と関係ない場所がある』ので家事に困ります。
スキップフロア1つでもそうですよね。ロボット掃除機で掃除ができませんし、育児にも不便。そもそも大きな家は掃除に時間がかかります。
オシャレだけど機能的な家も作れます。でも予算が高すぎですよね…。
なので、もちろん予算次第ではありますが、小さくて家事が楽な家を建てる価値がありますよ。
家事が楽になる間取りを専門家に作ってもらう方法
もし、現在も間取りで悩んでいる最中なら『他の建築士さんにも間取りを作ってもらう』ことを考えましょう。
間取りの一括請求サービスが無料で利用できます。
今が『遊べる系の家』なら『家事動線が楽な家』の間取りを依頼してみましょう。あなたの土地に対する間取りなので「あ、やっぱり家事かも…。」と思うかもしれません。
家は高価な買い物。1度きりなので使えるサービスは全部使って比較するといいですよ。
詳しくは『間取り一括請求サービスを使うメリット『複数の専門家の意見が無料』』という記事で紹介しています。
-
間取り一括請求サービスを使うメリット『複数の専門家の意見が無料』
続きを見る
まとめ:これからの時代に家事が楽になる間取り・動線を選びましょう
家事が楽・家事動線が楽な間取りはこれからの共働き時代にピッタリです。
家事が楽な間取りはこちら。
- 広いランドリールーム
- 段差の少ない作り『スキップフロアなし』
- ベランダに屋根がある・家の内側にある
- 扉つきの階段・踊り場のある階段
- 無駄な部屋・廊下がない
家事動線が楽な間取りはこちら。
- 玄関からキッチンまでが近い
- 水回りが集結している
- 洗濯機から干し場までが近い
お役立てくださいね。
以上、『家事が楽になる間取り・動線を実体験から解説『小さな家でも大丈夫』』という記事でした。