「無垢材を使うメリットとデメリットが知りたい。自然素材だから安心なの?どうなの?」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば無垢材のメリットとデメリットがわかります。
無垢材の床を選んだRyotaです。理由は『子どもに優しそう』だから。
でも、柔らかいのでボコボコ傷だらけになってます!


無垢材って種類も豊富。ピンキリです。
何となくで無垢材を使うと思ったような家になりません。だからメリットとデメリットを知るのが大事。
岐阜のオネストホームさんに質問して色々とお答えしてもらいました。
これから家を建てるあなたはどうぞお役立てください。
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1.無垢材のメリット『湿度を保つなど』

無垢材のメリットについて
以下の4つです。
- 空気を含んでいるので、断熱性が高い
- 部屋の湿度を保ってくれる
- 同じ木目がないので飽きない
- 種類によって冷たさを感じにくい
無垢材は切り出したままの木材。
表面を加工することはあるものの、木材を張り合わしたりはしてません。
集成材と違って接着剤も使われてないです。


広葉樹の高価な無垢材は光沢があり高級感が出ます。
家の雰囲気を素材で自由に決められる。注文住宅ならではの良さが出しやすいですね。
① 空気を含んでいるので、断熱性が高い

無垢材のナラやクルミ
無垢材は中にたくさんの空気を含んでいます。
木材の中って細かい穴が空いてるんです。これを多孔質といいます。
この中に空気を含んでて、木材の温度が変わりにくいんですよ。


コンクリートや鉄なんて一瞬で暑くなるじゃないですか。あの逆です。
② 部屋の湿度を保ってくれる
無垢材は周りの温度や湿度によって空気中の水分を吸ったり吐いたりしてます。
湿度を保つ例
- 雨の日、梅雨時 → 水分を吸って膨張する
- 乾燥している時 → 水分を吐き出して反る
シート式の加湿器を想像してください。


だから『リビングや寝室』など、人が常にいる場所だけ無垢材を使うという方法もありです。
さらに言えば、水をこぼしやすいキッチンの床。
ここは水対策用の加工をしたり、水気に強いタイプの無垢材を使うなど対応できます。
③ 同じ木目がないので飽きない

無垢材のスギやパイン
集成材と違って切り出したまま。同じ木目の無垢材はありません。


人って必ず飽きます。
新車も1ヵ月で飽きます。新築だって最初は素敵でも、徐々に慣れちゃいます。
でも無垢材は『全ての木目が違う』。しかも経年劣化で見た目が変わります。
育児家庭だと無垢材の床ってどんどん傷つきます。
それもオシャレ。家も家族だと考えられるなら、無垢材の家が素敵に感じますよ。
④ 種類によって冷たさを感じにくい
針葉樹の無垢材は『スポンジ』のような状態。デコボコしてます。


例えばお風呂場のタイル。凄く冷たいですよね…。
タイルは平たいもの。触れば足の全面が触れるので冷やっとします。
最近定番のお風呂場素材は『デコボコ』したタイプ。足に触れる部分が少ないので冷やっとしないんですよ。
ただし、広葉樹のように硬い無垢材は冷やっとします。その点ご注意ください。
2.無垢材のデメリット『隙間や反りなど』

無垢材のデメリット
以下の3つです。
- 湿気により隙間や反りが発生する
- 傷がつきやすい
- 水には弱い
デメリットを知らないと不満の原因になります。


子どものために無垢材を選んだのに、一瞬で傷だらけでガッカリ。そんなご家庭もあります。
納得して使いましょう。
① 湿気により隙間や反りが発生する

無垢材は隙間を空けての施工
湿気で膨張したり反ったりします。
そのため、少し隙間を空けて施工するんですよね。上記写真の感じで普通です。


そうじゃなくて、隙間を空けて施工しないと亀裂やひび割れの原因になります。
神経質で『少しの隙間もイヤだ!』という方は悩みます…。
こういう『遊び』を楽しめないと無垢材は使いづらいかもしれませんね。
② 傷がつきやすい
特に針葉樹は柔らかく簡単に傷つきます。
ポイント
- 爪で力を入れたら傷になる
- 椅子やソファーには傷防止のフェルトが必須
- モノを引きずったらすぐに傷
傷は一応削れば直せます。でも大変ですよね…。
育児家庭の場合、子どもがどんどん傷をつけます。納得できないとガッカリしますよ。
3年住んだ私の体験談

我が家の無垢材の床
遠くからだとわかりにくいですが、傷だらけです。特に凹みが多いですね。
床が凹んだ理由
- 書斎スペースの作業用の椅子の重み
- 子どもがおもちゃを落とす、投げる
特にプラレール系のおもちゃですね。
育児が終わった段階で手入れして、傷を残すかどうか考えましょう。
③ 水には弱い
水に強い…と思われてますが、逆です。木材なので水には弱いです。
ワックスがけや加工がしてあれば多少の水は大丈夫。
でも、ビショビショの雑巾で拭いたりして大丈夫なものではありません。
無垢材のメンテナンス方法について
- 半年~1年に1回ワックスをかける(水溶性のもの)
- よく絞った水雑巾でふく
3.無垢材のよくある勘違いについて

豊富な無垢材の種類
以下の3つです。
- 素材により硬さや価格が違う
- 自然素材だから安心…ではない
- メンテナンスが必要
無垢材と言ってもピンキリ。種類も豊富です。
何となく安全に思われてますが、そんなこともないです。


何のために自然素材の家を建てたいのか。そこを考えて無垢材を使用しましょう。
① 素材により硬さや価格が違う
『木』なので種類がありますよね。
- オーク
- クルミ
- パイン
- ブラックウォールナット
- カリン
それぞれ値段も違えば色味も違います。
まず知って欲しいのが『針葉樹と広葉樹』です。この2つを知るだけでも使い方が変わります。
ちなみに針葉樹は英語で『ソフトウッド』。広葉樹は『ハードウッド』です。
針葉樹の特徴
- 柔らかい
- スポンジ状で足に触れても冷たさを感じにくい
- 国産が多い
- 揮発性有機化合物(VOC)を出す
スギやヒノキですね。比較的安いです。
広葉樹の特徴
- 硬い
- 冷たさを感じる
- 光沢があり高級感がある
- 揮発性有機化合物(VOC)を出しにくい
- 輸入品が多い
価格は針葉樹の2~3倍ほど。
VOCを出しにくいので幼稚園の床とかに使われてます。
なお、それぞれの木に『グレード』があります。グレードがよければ値段が高めです。
② 自然素材だから安心…ではない

自然素材だから安心…ではない
自然素材でもアレルギーなど起こります。
素材の問題じゃなくて『人側』の問題なんですよね…。


WOODONEさんの記事が参考になりましたので引用します。
家の内装材や掃除用品、洗剤など にも多く見られ、ごくわずかながら自然から発生するものもあります。ただ、自然から発生したもの(例えば玉ねぎを切ったときに目が痛くなる物質)は、急速に気化拡散しますが、内装材のように何ヶ月もかけてゆっくりと気化するものもあり、室内では長時間じわじわと放出されるために、常に微量のVOCが存在します。
引用 WOODONE
自然界のものでも揮発性有機化合物(VOC)は発生するんです。
また、ヒノキやマツのように香りの強いものが刺激になる可能性もあります。
ゆっくりと気化するんで…もう新築には住めません。事前にあなた自身を調査することが大事なんですよ。
③ メンテナンスが必要
手入れは必要です。
先ほどお話したように『水溶性のワックスがけ』や『水切りした雑巾での拭き上げ』ですね。
加工によって手入れは変わります。あなたの担当の工務店と相談してください。
無垢材の家を建てたいと考えているなら

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自然素材が得意な工務店を探すこと。
そして、自然素材に対して『しっかり説明してくれる人』を見つけることです。


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まとめ:無垢材は特長別に使い分けましょう
無垢材のメリットは以下の4つ。
- 空気を含んでいるので、断熱性が高い
- 部屋の湿度を保ってくれる
- 同じ木目がないので飽きない
- 種類によって冷たさを感じにくい
無垢材のデメリットは以下の3つです。
- 湿気により隙間や反りが発生する
- 傷がつきやすい
- 水には弱い
無垢材は安心!快適!と思って使うと失敗します。
自然界のものでも健康に左右することありますので、調査してお使いくださいね。
新築を建てたのに住めない…はシャレになりません。
以上、『【ビックリ】無垢材のメリットとデメリットって?自然素材だから大丈夫じゃない、意外な情報がこれだ!』という記事でした。
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