「マイホームの窓で失敗しないために何をすればいいんだろう。窓ってそんなに重要なの?」
そんな疑問にお答えします。
準防火地区に家を建てたので、全て防火戸になったRyotaです。断熱性能は抜群!
当記事の内容はこちら
- マイホームの窓で失敗しないための考え方4つ
- 実際に断熱性の高い窓の家に3年住んだ経験談
『断熱性』『風通し』『人の視線』『家具の設置』の4つです。
アパート時代に結露で悩んだので断熱性の高い窓にしました。
一部結露するものの、真冬だけ。室内の気温も外に比べたら快適!正解でした。
それぞれ詳しく解説しますね。
▼おすすめ間取り情報一覧はこちら▼
-
-
おすすめの間取り情報 | 一戸建てで理想の生活ができる参考・具体例
続きを見る
1.マイホームの窓で失敗しないための考え方4つ

マイホームの窓で失敗しないための考え方について
以下の4つです。
- 断熱性を高くする
- 風通しをよくする
- 人の視線をガードする
- 家具の設置場所を考える
採光だけじゃないってことですね。


私が家を建てた工務店さん。
建築士さんが気合の入ったモデルハウスを建てたんですが、窓の位置で後悔してました。
「あそこの窓。1つだけ解放できるようにしたら風通しがもっとよかったのに…。」
そういう住み心地に影響する重要項目です。
① 断熱性を高くする

複層ガラスの窓の図面
窓は家の中に外の気温を取り込んでしまうモノです。
注意ポイント
- 薄い断熱材の壁よりも外の気温の影響を受ける
- 窓が多ければ多いほど、家の中は暑いし寒い
- ガラスだけでなく『窓枠』や『障子(ガラス固定パーツ)』の断熱性も大切
だから薄い窓って結露しちゃうんですよね。
私の実家は古い作りで、家の外と中を区切る壁が『ガラスの引き戸』でした。
2階なんて夏場は蒸し風呂。35℃以上…。
その経験があり窓にはこだわりました。
断熱性を高くするポイントが以下のとおり。
ポイント
- 複層ガラス(ペアガラス)を使う
- 熱伝導率の低い樹脂で窓枠と障子を作る
普通の住宅なら複層ガラスを使えば十分。
冬は雪が積もり夏は40℃になる岐阜に住んでいる私が耐えれてますからね。
寒冷地ならリクリスの『エルスターS』が機能性に優れており、選択肢も幅広いです。


サッシが改良されてて高い断熱性を持ってます。COZYさんの記事がメチャクチャ参考になりますよ。
② 風通しをよくする

風通し用の窓は必須
窓が多ければ風がとおります。
ポイント
- 熱気や臭いを逃がせる
- シンプルに風が気持ちいい
- ほこりや花粉が外に逃げる
たまーに、部屋に窓が1つしかないアパートとかありますよね。
窓が1つなら風はとおりません。1部屋に窓は2つあって当然です。



吹き抜けの窓
子ども部屋も『違う方向の壁に窓が1つ設置』されてます。
③ 人の視線をガードする

窓は外の人から中が見える場所
特に南側リビングで道路に面している場合に注意が必要。何もかも丸見えです。
※上記写真は我が家のリビングから撮影。裏の人の目が気になったので2mフェンスを設置。
注意ポイント
- 目隠しカーテンを使っても育児中なら子どもが開けちゃう
- 防犯面も不安
- 人の目が気になるので窓が開けにくい
スモークとか網目を入れるとか、何かしらの対策が必要ですよね。
横のお宅と窓の位置がかぶっちゃうとお互いに丸見え。これも事前に注意してください。
※お隣さんとの間取りについては『間取りの考え方は図面以外も目を向けること!隣家の作りで注意すべき3つ』という記事が参考になります。
④ 家具の設置場所を考える
当然ですが窓の前に家具は設置できません。


これでリビングが扉だらけだったらどうでしょう。
扉の前にも家具が設置できません。すっからかんで収納なしのリビングになります。
リビングの間取りを出してください。
そこの窓と扉の前に鉛筆でチェックを入れましょう。それが家具設置不可の場所です。
テレビ台は設置できますか?収納は置けますか?考えましょう。
次に断熱性の高い防火戸の家に住んだ私の経験をお話します。
結局どういう状況なの?って気になっちゃいますからね。どうぞ!
2.実際に断熱性の高い窓の家に3年住んだ経験談

実際に断熱性の高い窓の家に3年住んだ経験談
以下のとおりです。
- 真冬だけ結露する
- 外に比べて家の中は快適
窓はリクシルの防火戸FGシリーズ。

防火戸FGのパンフレット
寝室とリビングの大きな窓だけ複層ガラスになっています。それ以外には『網』が入ってます。
① 真冬だけ結露する
外の気温が0℃とかになれば結露します。


とはいえ古いアパートみたいにビッチョビチョではないです。
寝室は人が寝る影響でそれなりに結露。これは仕方ないのかなと思ってます。
② 外に比べて家の中は快適
さすがに気温差はわかんないのですが、体感は以下のとおり。
ポイント
- 外が汗ばむ陽気でも家の中は涼しい
- クーラーをつけるのは外が30℃からで十分
- クーラーの冷房を26℃以下にすることはない
1ヶ月くらい気温がいい方向にズレるイメージです。
さすがに真夏・真冬は冷暖房必須。それでもエアコンの使用頻度が低いので維持費も格安になってます。
断熱性の高い窓は価格も高い

防火仕様で120万円
我が家は120万のプラスでした。


窓って高価です。
私のように耐熱にすればこの価格。単純に断熱性だけ上げるならもう少し安いはず。
この当たりは工務店によっても違いがありますので、相談してくださいね。
まとめ:窓はお金をかける価値のある場所です
マイホームの窓で失敗しないポイントは以下の4つです。
- 断熱性を高くする
- 風通しをよくする
- 人の視線をガードする
- 家具の設置場所を考える
特に断熱性ですね。
高気密高断熱で窓も断熱性が高ければ、冷暖房の維持費が格安。
最初が高くてもランニングコストが安くなります。お金をかける価値があります。
いい家は『過ごしやすい』んですよ。
家族の健康のために暑さ寒さ対策として、断熱性の高い窓にしましょう。
以上、『マイホームの窓で失敗しないための考え方4つ/複層ガラス・位置』という記事でした。