「ベランダなしの家ってどうなんだろう。新築でベランダをつけるか悩んでるんだけど…。」
そんな悩みにお答えします。
当記事を読めばベランダなしの家に住むメリットとデメリットがわかります。
実家が純和風の家で、ベランダがなかった経験のあるRyota(@ryota_para)です。
布団は瓦屋根の上で干してました。
先日、インスタグラムで以下のような質問をいくつかいただきました。
ベランダのない家ってどうなんでしょう。詳しいお話を聞きたいです。
花粉問題もあるし、外で洗濯物を干さないならベランダいらないんじゃないです?
こちらにお答えしていこうと思います。
先に結論はこちら
メリット
- 価格が下がる可能性がある
- 掃除の手間がない
デメリット
- 洗濯物の干し場所に困る
- ベランダを使った楽しみ方ができない
- 洗濯物に関する防犯トラブル
それぞれ解説しますね。
▼間取り記事一覧はこちら▼
1.ベランダなしの家に住むメリット
以下の2つです。
- 価格が下がる可能性がある
- ベランダの掃除が必要ない
あって困る場所じゃないので、なしのメリットって少ないです。
昔はベランダなしの家が多かったです。
でも、昔と今で建物の状況は違います。
周りが高い建物ばかりなら、洗濯物を干す場所としてベランダがあると便利ですよね。
① 価格が下がる可能性がある
構造やベランダの形にもよりますが、価格が下がる可能性があります。
ポイント
- 追加の柱が必要ない
- ベランダまで屋根を増やさなくていい
- ベランダの分の素材がいらない
私の家はベランダを家の内側に入れてます。
外に出っ張る方法も考えたのですが、追加柱が必要になって値段アップ。
ただし、ベランダの分は家の間取りが狭くなってます。
② ベランダの掃除が必要ない
ベランダは汚れます。
ベランダの汚れ
- 葉っぱ
- 虫の死骸
- 雨の水垢
- 土ぼこり、黄砂
- 髪の毛
特に髪の毛です。洗濯物から落ちて、ベランダの床が髪の毛だらけになります。
でも2Fだから掃除が難しいんですよね。近くに洗面所があれば別ですが…。
ベランダなしなら当然掃除はしなくて済みます。
2.ベランダなしの家に住むデメリット『実体験より』
以下の3つです。
- 洗濯物の干し場に困る
- ベランダを使った楽しみ方ができない
- 洗濯物の防犯上の問題
何よりも洗濯物の干し場ですよね。
南側が道路なら外に干しづらいじゃないですか。洗濯物を盗まれる可能性もあります。
ベランダで植物を育てたり、カフェ風に使うこともできません。
① 洗濯物の干し場に困る
ベランダ以外の場所で干さないといけません。
ベランダ以外で洗濯物を干す問題
- 庭で干す場合、広い土地が必要
- 虫や猫問題
- 日当たりがどうなのか
なお、2Fの窓の外に物干し竿を使って干すこともできますよね。これが危ないです。
2Fの窓の外に物干し竿を使って干した体験談
- 転落の恐れがある(身を乗り出す)
- 重いものを干す時に大変
- 布団が干せない
- 干している間、ずっと窓を開けていないとダメ
家の中に虫は入り放題です。
私は純和風の家だったので、窓の下が『屋根』でした。屋根がなければ転落したら大怪我です。
布団を干すのもちょっときついですよね…。
となると庭やサンルーム。土地の広さや虫の数がネックになります。
② ベランダを使った楽しみ方ができない
洗濯物を干す以外のことですね。
ベランダの楽しみ方
- 植物を育てる
- テーブルや椅子を置いてカフェ的に楽しむ
- 子どもと天体望遠鏡で星空を見る
- 肉など食べ物を干す
もっとも、ベランダのサイズ次第ではありますね。
庭がない家で『広めのベランダ』を設置。ガーデニングを楽しむ人も増えてます。
別で使うことがないかを考えてみましょう。
③ 洗濯物の防犯上の問題
洗濯物の盗難です。1Fで干していれば危険があります。
特に南側が道路に面している間取りで注意が必要。
注意ポイント
- オープン外構かどうか
- 洗濯物が丸見えじゃないか
アパートでも1Fで洗濯物を干してると人が見てきますよね。
女性の多い家庭なら『気になって仕方がない』かもしれません。その不安な気持ちも考えておきましょう。
最後にベランダなしの家の注意点をまとめました。
3.ベランダなしの家の注意点/将来的に考えて欲しいこと
以下の3つです。
- どこで洗濯物を干すのか
- 土地に虫が多くないか、猫がいないか
- 他の国の当たり前と比較するのはやめよう
洗濯物の干し場は事前に決めておきます。
でも、庭で干そうと思ってたら『庭に虫や猫が多すぎ』でダメかも…。そこまで想像します。
「アメリカはベランダがないよ!」みたいな話を真に受けるのもやめましょう。
土地柄・気候が違います。家を建てる業者も違いますよね。
① どこで洗濯物を干すのか
定番は以下の3つです。
ベランダ以外の定番の洗濯物の干し場
- 庭(ウッドデッキ)
- サンルーム
- 2Fの窓の外の物干し竿
後は乾燥機を使うかですね。乾燥機には限界もあるので、その点は注意してください。
※ウッドデッキについては『家にウッドデッキを設置するメリット・デメリット/土地柄もポイント』という記事が参考になります。
老後の問題も考えよう
家はずっと住むものです。
20代の頃は大丈夫でも、60代になると使いにくいかも…。
窓の外の物干し竿に干すってキツくなりそうです。それなら庭やウッドデッキに干す場所を作る方が安心できそう。
こんな感じで考えていきます。
② 土地に虫が多くないか、猫がいないか
庭に干すつもりが、干せない可能性があるってことですね。
注意ポイント
- 蚊が多いと洗濯物を気軽に干せない、家の中に入ってくる
- 猫のトイレだと、臭い。寄生虫問題。ハエが増える
- 近くに大きな建物が建ってしまう
特に虫と猫です。
猫は猫よけグッズで対策できるものの、虫は『他の家が発生源』だともう無理。
毎日虫よけスプレーを使うってもったいないじゃないですか。
土地を選ぶ時点で大きな問題がないかをチェックしましょう。
③ 他の国の当たり前と比較するのはやめよう
アメリカやヨーロッパと日本は違います。
日本について
- 高温多湿
- 狭い土地に建物が密集している
- 地震が多い
- 台風が多い
確かに昔はベランダのない家が普通でした。
昔は今みたいに建物が多くありません。
台風だってこんなにポンポンは来ませんでしたよね…。
2Fを利用して洗濯物を干す方が便利です。他と比べるより、あなたの土地で考えましょう。
まとめ:ベランダなしの家は洗濯物で決めます
ベランダのある家のメリットとデメリットがこちらです。
メリット
- 価格が下がる可能性がある
- 掃除の手間がない
デメリット
- 洗濯物の干し場所に困る
- ベランダを使った楽しみ方ができない
- 洗濯物に関する防犯トラブル
どこで洗濯物を干すか。まずはそこからです。
あなたの選んだ土地が1Fで洗濯物を干せる場所なのか。チェックして、ベランダなしにするか決定しましょう。
以上、『ベランダなしの家に住むメリットとデメリット『実体験から解説』』という記事でした。